省エネ性

省エネ性能の高い住宅とは冷暖房のエネルギー消費を抑えることのできる住宅です。これは、日本の家庭のエネルギー消費において約30%を占めているのが冷暖房であるためです。冷暖房を抑えるためには、隙間や壁からの熱損失を防ぐため住宅を高気密高断熱にする必要があります。住宅を高気密高断熱にすることは実はそこまで費用はかかりません。むしろエアコン2台(床下エアコン・小屋裏エアコン)でお家全体を温められるため、電気代や設備費も節約できて実はローコストなお家づくりです。

省エネ性能の高い住宅

1.高い断熱性能

冬暖かく、夏涼しい暮らしを経済的に実現するために、ミキハウジングでは断熱等級6=HEAT20 G2(UA値0.46[W/㎡K])の高気密高断熱住宅を標準仕様にしています。

断熱性能が高いと・・・

  • 室内の表面温度が室温に近づくため、より快適になります。
  • 冷暖房が効きやすくなり、光熱費を抑えることができます。
メリット1.快適!

体感温度は、

体感温度≒(室温+表面温度)/2

で計算できます。

表面温度とは、室内の壁・床・窓などの温度です。

断熱性能が高いと、壁・床・窓などが外気の影響受けにくいため、体感温度を高く保つことができます!

メリット2.経済的!

熱の移動が減って冷暖房費が安くなる分、月々の支払い(ローン+光熱費)は安くなります!

シミュレーション結果

また、断熱性能を上げるためには建物の外皮を強化する必要があります。

外皮とは、建物の外部と内部を隔てる境界で、一般的にサッシ・屋根・壁・床・基礎のことを指します。

サッシ仕様

樹脂サッシ(YKK AP 社)

YKK APW430:世界トップクラスの高性能窓
YKK APW330:Low-E 複層ガラス

一般住宅では熱の過半数は窓から逃げていきます。断熱を確認する上で窓性能のよしあしを検討することは非常に重要です。オール樹脂枠の採用で、枠の不快な結露も抑えます。

熱貫流率

室内側と室外側の温度差を1℃としたとき、
窓ガラス1㎡に対して、1時間の間にどれだけ
熱が通過するかという熱量のことをいいます。

Point

熱貫流率の値が低いほど、
熱の移動が少なく抑えられる。

アルゴンガスとは?

大気中に3番目に多く含まれている気体で、
希ガスのひとつ。無色・無臭で、食品の酸化
防止のための充填ガスなどに利用されてい
ます。

Point

熱伝導率が低く断熱効果アップ
/ 空気の1.5倍! \

壁・屋根 断熱仕様

<基本グレード>充填断熱(硬質ウレタンフォーム断熱材)

木造住宅は、柱の厚みの分だけ壁の中は中空になっています。そこを無駄にせず、断熱材を充填することが合理的です。

断熱性能に優れる硬質ウレタンフォーム断熱材を充填することにより、付加断熱をしなくても断熱等級6=HEAT20 G2(UA値0.46[W/㎡K])の断熱性能が得られ、コストパフォーマンスに優れます。

<UPグレード>付加断熱(高性能グラスウール)

充填断熱工法に加えて、さらに外部に断熱材(高性能グラスウール)を付加することで断熱等級7=HEAT20 G3(UA値0.26[W/㎡K])の断熱性能が得られます。

更なる暖房コストの削減に加えて、無冷暖房時の快適性が向上します。

2.高い気密性能

住宅における気密性能とは、外皮(建物の外部と内部を隔てる境界)の隙間をできる限り減らし、室内の空気を屋外と分断する性能のことです。
気密性能を高めることは断熱性能の発揮・正常な換気計画の大前提です。

気密性能が低いと・・・

  • 冷暖房が効きにくくなり、快適性の低下・光熱費の上昇につながります。
  • 換気扇を回しても負圧が働かず、正常な換気が行われません。
気密性能の見える化

気密性能は気密測定士による現地での実測により”C値”という数値で表すことができます。
C値は、施工の技量・丁寧さに大きく左右されます。
ミキハウジングでは、全棟気密測定を行い、C値0.5㎠/㎡以下の高い気密性能を確認しています。

3.合理的な空調計画

一般的に高断熱住宅と言われるZEHレベル(断熱等級5)を超える、HEAT20 G2(断熱等級6)を標準仕様にすることでエアコン2台で全館を冷暖房可能に!暖房用に床下エアコン1台、冷房用に小屋裏エアコン1台を推奨しています。

  1. エアコン台数を減らせて経済的
    10年スパンで買い替えが必要なエアコンの台数を減らせます。一般的な壁掛けエアコンを用いるので、安価なうえ普通の電気屋さんで交換・修理が可能です。また、室外機の台数を減らせて外観をすっきりさせられるのもメリットのひとつです。
  2. 部屋間の温度差が小さくなり快適で健康的
    従来の各部屋エアコンと異なり家全体を冷暖房することができるので、寒さを感じやすい洗面脱衣室などでも快適に過ごせます。香川県で意外と多い部屋間の温度差に起因するヒートショック対策にもなります。
4.換気計画
仕様

ダクト排気型の第一種換気システム

計画換気が確実に行われるよう、ダクト排気型の第一種換気システム(澄家)を採用。ダクト汚れの心配が無い「給気ダクトレス」タイプ(PM2.5対応の給気フィルター搭載)。

5.太陽を味方にした設計(自然・再生可能エネルギー活用)

日射遮蔽、日射取得は高性能になるほど影響力を増してきます。冬の日射を取り入れるべく南面の開口部を大きくし、軒を出すことで夏の日射遮蔽をするパッシブな設計をしています。
自然エネルギーを最大限利用し、なるべく化石燃料に頼らない生活ができることがエコハウスに求められます。
太陽光発電パネルを搭載したZEH(ゼロエネルギー住宅)も推進しています。