高気密高断熱住宅のUA値・C値とは?
それぞれの意味や推奨の数値を解説
高気密高断熱住宅で使われる数値が、UA(Ua)値、C値です。
家づくりを勉強されている方でも詳しく知られている方は多くないかと思います。また、どのくらいの数値であれば高気密高断熱住宅と認められるのかは気になるところです。
今回は、高気密高断熱住宅の指標となるUA値・C値について解説します!
UA値
外皮平均熱貫流率(UA値)は、住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値です。つまり、熱損失の合計を外皮面積で除した値で、値が小さいほど熱が逃げにくく、省エネルギー性能が高いことを示します。計算式は以下の式で、1㎡あたり何wの熱が逃げるかを表しています。
外皮平均熱貫流率(UA値)=熱損失量(w/k)÷外皮面積(㎡)
実際にどのくらいの数値が基準になるのかは、国で省エネ基準の指標を示しています。香川県では下表が基準です。
※2025年度以降は断熱等級4以上の住宅が義務化になる予定ですので、断熱等級3以下は表から省略しています。
国の基準 | その他の基準 | UA値 | 推奨度 | 考え方の目安 |
---|---|---|---|---|
断熱等級7 | HEAT20 G3 | 0.26 | 〇 | パフォーマンス重視 |
断熱等級6 | HEAT20 G2 | 0.46 | ◎ | コスパ重視(30年スパン) |
~ | HEAT20 G1 | 0.56 | 〇 | コスパ重視(20年スパン) |
断熱等級5 | ZEH基準 | 0.60 | 〇 | コスパ重視(10年スパン) |
断熱等級4 | H28省エネ基準 | 0.87 | 〇 | コスト重視 |
UA値は、気密測定のように完成した現場で測定するものではなく、建築する住宅の間取りや仕様が決まると建築が始まる前に計算によって求めることが可能です。主に計算に関わる項目としては、以下の項目があります。
- サッシの種類(アルミ・アルミ樹脂・樹脂・木製)と大きさ(開口の面積)
- ガラスの種類(単板・ペアガラス・トリプルガラス)
- 断熱材の種類や厚み
- 断熱材の施工方法
使用する断熱材の種類や厚みを計算してまずは、U値(熱の通しやすさ)を出していきます。壁(外壁)の断熱、天井(屋根)の断熱、床(基礎)の断熱、開口部(窓)それぞれを、計算して外皮面積で割るとUA値(U値の平均(Average)=UA値)を求めることができます。「性能のよい断熱材を厚くして、高性能なサッシに高性能なガラス(複層)を使用」することで、UA値は低くなり、断熱性能の高い住宅になります。
ミキハウジングでは、断熱等級6(HEAT20 G2)を標準仕様にすることで、エアコン代や光熱費を含めてコスパの高いお家づくりをご提案しています。
パフォーマンス重視という方向けに、断熱等級7(HEAT20 G3)仕様もご準備しています。
C値
相当隙間面積(C値)は、建物全体にある隙間面積(㎠)を延床面積(㎡)で割った数値で、建物の気密性能の指標として用いられています。
C値の測定は、実際に建てられた建物内で、専門の気密測定試験機を使って行います。数値が小さいほど優れた気密性をもつ建物といえます。例えば、延床面積が40坪(132㎡)の場合、C値が5.0なら隙間面積は660㎠(はがき約4.5枚相当分)、C値が2.0なら隙間面積は264㎠(はがき約1.8枚相当分)です。
住宅の気密性能を表す指標として「住宅に係るエネルギーの使用の合理化に関する建築主の判断の基準」(省エネ法)で用いられていますが、2009年(平成21年)に改定された際に、気密住宅の規定および数値基準などは削除されました。ですので、公的な基準はありませんが、一般的にはC値1.0未満で高気密住宅と呼ばれることが多いです。
ちなみにミキハウジングでは、C値0.5未満を自社基準として設け全棟気密測定を実施しています。